2016年02月17日
おさがりスイーツ~かの篤姫も愛した 佐藤玉雲堂「柚べし」~
カテゴリ:おさがりスイーツ
お供えの物のお下がりの中から、興味深いスイーツなどを不定期でご紹介。
第13回目は、岡山県矢掛町 佐藤玉雲堂(さとうぎょくうんどう)さんの
柚べし「花柚子」(ゆべし・はなゆず)です。
神さまにお供えしたお下がりを、みんなで頂きました。
包装紙には、矢掛名産 元祖 内国勧業博覧会褒状拝受
と書かれています。
ホームページを覗いてみますと、
天保元年創業、岡山県矢掛にて180年を超える歴史を持つ、
和菓子の老舗「佐藤玉雲堂」へようこそ。
かの天璋院篤姫や、作家の武者小路実篤にも愛された江戸時代から伝わる伝統の味
「矢掛柚べし」。
と書かれています。
篤姫さまや武者小路実篤さんにも愛されたそうですね。お二人とも、歴史上知られる有名なお方ですが、共通して「篤」の文字がお名前に入っておられるところが、ふと気になりました。
「花柚子」です。
続いて包装を開けようとテープを剥がしますと、
「吾が恋は佐藤心は玉雲堂 人みあげてぞたふ柚べし」と
書かれています。
さらに、箱の中には「花柚子」の概要と食べ方について
書き記されています。
とても丁寧ですね。創業180年を超えて伝わるものの凄さを
想像しながら、いざ、どのような味か、ますます興味が沸きます。
そして、お目にかかれましたのが、「花柚子」です。
見た目は柚子そのもののようですが、お菓子としての姿も感じます。
うっかり、写真に収めるのを忘れてしまいました・・・
申し訳ございません。
こちらのHPに画像がございます。
http://www.sato-gyokuundo.com/items/hanayuzu.html
食前の祈り
「しょくもつは、みな人の命の為に、天地の神の作り与えたまうものぞ。
何を飲むにも食べるにもありがたく頂く心を忘れなよ」
さらに、お品書きのとおりに、くし形に切ってみました。
こちらは、カメラに撮ることができました。
一切れ頂戴しました♪
その視覚から、柚子をそのまま頂いているような感じがしながらも、
味は、柚子の香りたっぷりの和菓子です。
ホームページを拝見しますと、
「直径4cmほどの高品質なハナユズを蜜煮にし、
その中に特製の白羊羹を流し詰めた」
ものなのだそうです。
なんとも、柚子を丸かじりしているような、ワクワクした楽しみを感じながら、
和菓子の技が柚子の美味しさを最大限に引き出しているようで、
職人さんのなさる伝統の技に感激しながら、頂きました。
またいつか出遭えることを願って、楊枝についたひとかけらまで味わって、
食後の祈り
「体(たい)の丈夫を願え。体を作れ。何事も体が元なり。」
ありがとうございます。美味しかったです。ご馳走さまでした。
きょうもお越しいただきありがとうございました。
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