2014年07月29日

はるか昔とつながる光

カテゴリ:神さまについて

先日、二泊三日でサマーキャンプのスタッフとして参加させていただきました。

岡山県小田郡矢掛町にある亀島キャンプ場という所で、小中高生の子どもたちとテントを張って、釜で飯を炊く生活を過ごしました。

初日の夜、ナイトプログラムがあり、暗闇の中いろんなゲームを班対抗で進めて、
最後に池のほとりの草原に寝そべって、みんなで星空を見上げました。

見事な星の数、輝きで、ふだん見ることのできない、壮大な夜空に圧倒され、宇宙の大きさを静かに、穏やかな気持ちで眺めることができました。

星に詳しい先生が、ライトを使って北斗七星、北極星、さそり座、てんびん座・・・夏の大三角、一等星、恒星と解説付きでお話をしてくださいました。

そのお話の中で、

「星の光がこうして見えていますが、遠くの星は何千年、何万年も前の光が地球上に届いているんです。だから、みなさんのおじいちゃん、おばあちゃん、ご先祖様、さらには歴史上の著名人も見ていた星空と同じと言っていいんです。また、これから先、何千年か先の私たちの子孫も、同じ星を見ることになります。」

という内容のことを教えていただきました。

はあー、なるほど。と思いながら、自分も振り返りました。

実は26年前、子どもの頃、父に連れられてこのサマーキャンプに参加したことがあります(それが第一回目のサマーキャンプだったとか)。

その場所がこの亀島キャンプ場だったわけで、当時も星空をずっと見上げて過ごしたのが未だに印象に残っており(たしか、2、3時間ずっと見上げていました)、流れ星を数えたりしたのを思い出します。

そういう頃の自分があって、今の自分があること、それがじわーっと思い出となって、心の中に沸いてきてました。

さらには、私の大好きな祖父、おじいちゃんに始まって、ご先祖様、もっと広げると、教科書で学んだような偉人でさえ、同じ星空・天体を眺めていたのか、と思うと、身近な先人たちだけでなく、何千年も昔の人たちとも「同じ釜の飯」を頂いているような感覚を覚えて、ちょっと嬉しい気持ちになりました。

宇宙は果てしなく広く、長~い時間が流れていて、人間は小さく、人の命は短い。

私たちはこの今、ここに命を頂いている。私の心身の中にも長い時間があり、人生があり、経験や感情など、広大な宇宙があるのに、それが数え切れないほど宇宙にはある。もの凄いことだ!

はるか昔と遠い未来とが点や線ではなく、大きく膨らみ続ける時空となって果てのない広がりがあり、その中にポツンと私の命があり、点となり、時間が続いて線となり、いろんな人と関わって面となり、立体となっている。それが幾重もの人生、ドラマとなって展開している。。。何千年も、何万年も・・・

と、なんだか何を言わんとしているか、分からなくなってまいりましたが、壮大な宇宙・時空を眼の前にして、ドキドキ・ワクワクするような、そして切ない・はかない思いが広がりました。

こうして空を見上げて、ロマンを感じ、「神さま」を感じました。

みなさんは、星空にどんなことを感じますか?
池
 写真の中央に見えるのが、その草原のある土手です。
余談ですが、この池に手作りの筏を浮かべて、班対抗で水鉄砲合戦を繰り広げました。最初は泣き出す子もいましたが、すぐ夢中になって戦い、楽しんでいました♪

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。