2015年09月20日
東北復幸支援活動H27 3日目(8/10)
カテゴリ:東北復幸支援
深夜には、たたき付けるような大きな音を立てて、豪雨が降り、夜明けには震度3の地震がありましたが、みんなそれぞれに安眠でき、朝を迎えることができました。
7時からのご祈念では、嘉宝荘あてに事前に送っていたピオーネをお供えし、祈願詞を奉唱した後、昨日と同じく、教会長と横田さんとのやり取り「ここにいることができれば、それで大成功」という旨のお話をさせていただきました。
栄養のバランスの取れた朝食を頂いて、各自荷物を整理し、午前中の訪問先、越喜来(おきらい)杉下の仮設住宅に向かいました。
今にも雨が降りそうな曇り空でしたが、9時を過ぎた頃、2、3人の方が集会所に来てくださり、早速、大阪の女性陣によるハンドマッサージを受けてもらいました。
しかし、時間が立つにつれ、雨が降り始め、しまいには大音を立てて豪雨となりました。
「このままでは、他には来てくださらないかも」と思い、不安と心配を抱えながら、落ち着かない足取りで、うろうろしながら、心中でご祈念をさせていただきました。
ちょうど9時45分くらいになると、雨が弱まり、ポツポツとした振り方に変わりました。そのうちに、晴れ間が出てきて、思わず仮設住宅の中から外の空を仰いで、「ありがとうございます」とお礼を申し上げました。
開演時間間近に、一人、二人と来てくださって、ついに20名近く、昨年までと殆ど変わらない、多くの方々がお越しくださいました。
そして、いよいよ「あまちゃん」でスタート。田老町と同じく、「鳴子」を手にして息を合わせて音を鳴らし、一緒に声を出して歌ってくださいます。2曲目の「希空」を終えたとき、事前に相談していた、集会所のお世話をなさっている黄川さんにボーカルを代わっていただきました。
昨夜、ビンゴカードと併せて購入した、宴会用の蝶ネクタイを首と頭につけてくださり、黄川さんのオンステージの始まり♪
黄川さんのボルテージUPに合わせて、会場の雰囲気も一気に盛り上がりました。港町ブルースの最後の歌詞は、「越喜来~!」で。
そして、「100まで生きる体操」をゆっくりと行い、指を使った頭の体操も行って、
岡山からのお土産、ピオーネを召し上がっていただきました。
続いては、きのうの夕方に合流した、佐藤さんによる毎年恒例の「方言クイズ」。ことしは、優大くん(中2)がアシスタントをしれくれました。
毎年出している問題を、ことしは練習問題で。「てーてーてーてー」。果たしてどういう意味でしょうか?
本番は2問。「こらえーつかーせー」と「おえりゃあへんがあ」です。
正解した方には、お米(2キロ)をプレゼント!
こうして、楽しいひと時を共に過ごすことができ、最後は「ふるさとは今も変わらず」をみんなで合唱しました。
すべて終わった後、お一人ずつお見送りをさせていただき、掃除や後片付けをさせていただいて、最後は黄川さんにピオーネをプレゼントして、みんなで祈念撮影をしました。
黄川さんにお別れをして、一同はまた嘉宝荘へ。そして、昼食は手作りカレー。疲れた体に、キーマカレーと自家製のお漬物が、スウッと入り、みんなたくさん頂きました。女将さんとの記念撮影をして、次の目的地に向けて出発しました。
気仙沼に向かう途中、陸前高田のかさ上げ工事の様子を見学しました。大規模な工事が今も続いており、私が存じ上げている限りでは、山が一つ無くなっているように見えました。それだけ大量の土が、ベルトコンベアで運ばれ、土地へと変わっているようです。
「奇跡の一本松」も、すっかり他の土地の高さに隠れてしまい、見え辛くなっています。どこにあるか見えますでしょうか?(下の写真。走っている自転車の方の真上に見えます)
トイレ休憩を済ませて、いよいよ最後の訪問先、気仙沼市五右衛門ヶ原運動場仮設集会所へ。到着すると、自治会の副会長をされている方や、そのお孫さんであり、震災後に仮設で生まれた「あいき」くんと再会することができました。
すっかり大きくなっていて、今はボール遊びに夢中。優大くんを「おにいちゃん、あそぼ」と慕ってくれて、準備の間に走り回って、賑やかにしてくれました。
大人たちは、と言うと・・・お配りするピオーネの準備や、早く来訪された方々へのハンドマッサージ。大阪のご婦人たちが、大活躍です。お一人おひとりとスキンシップが取れて、ぐっと距離が近くなっているように見えます。
奥原幹雄先生も駆けつけてくださり、そして、最後のステージ、開演です。
こちらでも、みなさんの息がぴったりで、鳴子の音がきれいに合って、演奏しているこちら側も気持ちよく、楽しませていただき、心から「ありがたい」と感じました。
そして、最後の曲「港町ブルース」。歌詞の最後は元の歌のとおり、「気仙沼!です。ボーカルには、昨年も登場してくださった、かんのさんと、お歌が好きで、このお舟の模型を作られた技術をお持ちのご主人にお願いしました。
かんのさんの音頭で、最後の歌詞「気仙沼~!」を歌い、大盛り上がり。さらに、この曲をもう一回、今度はご主人がボーカルで歌いました。最後の最後の「気仙沼~!」では、会場が一つになり、私たちも、住民の方々も、一緒になって、まさに心が躍る瞬間でした。
続いて、「100まで生きる体操」と頭の体操を行い、
こちらでも、ピオーネを召し上がっていただき、恒例の「方言クイズ」です。
こちらでは、「ぼっけえきょうてえのう」を加えて3問出題。ヒントを出す中、みなさん見事に正解し、お米のプレゼント♪
みなさん、楽しんでくださったようです。最後の曲は、「ふるさとは今も変わらず」。こちらでも、全員が声を出して、高らかに、祈りを込めて歌いました。
すべての出し物を終えて、お見送りをさせていただき、片付けなどを済ませ、最後まで残っていらっしゃった方々と一緒に、記念撮影をしました。
こうして、当初予定していた行事をすべて進めることができ、事前には、さまざまな不安がありましたが、メンバーそれぞれが精一杯に尽くして、協力して、なんとか盛況に終えることができました。大変ありがたいことと存じます。
幹雄先生と一緒にご挨拶を終え、一同は気仙沼教会へ。到着すると、初日に失くしていた廣野さんのスマホが見つかっていたのが、無事に教会に届いており、再会を果たすことができました。幹雄先生のご子息、しゅうちゃん、あおちゃんとも久しぶりの再会です。
荷物の整理などを行って、銭湯に入り、気仙沼教会で夕食をご馳走になりました。こちらでも、手作りのカレー。きょうはカレー曜日です♪
辛口で、大人には大好評でしたが、唯一、優大くんには辛かった様子。でも、最後には美味しく頂きました。そして、カツオのカルパッチョが、疲れた体にぴったりで、疲れが吹き飛びました。
この夜は、それぞれのお部屋でお疲れ様会を行って、熟睡することができました。