2014年05月26日

祈りの力点について

カテゴリ:人間関係改心

みなさんは、苦手な人、厄介な相手とどう向き合っていますか?

 昨日のこと、参拝された方から人間関係の問題についての相談を受け、詳しく聞かせていただいて、神さまにお届けし、ご祈念させていただきました。

 協力を取り付けたい相手がいるのですが、その相手が身勝手な人、いくら誠意を尽くしても応じてくれず、逆に、身に覚えの無い愚痴や文句で罵倒してくる人、いわゆる「鬼」と化した人で、全くらちが明かない、というご相談でした。

 1時間以上、じっくりと聴かせていただくうちに、ご本人としては、争わないことにして、その相手のことを祈って、時節を待ちたい、ということになりました。更には、ご自身も反省点があり、改まりを願っておられました。

 ふつうなら、訴訟を起こして、合意を取り付ける方向で進んでもおかしくないご事情でしたが、一緒に神さまに心を向けて、神さまの御心に沿ったあり方を探るうちに、ご本人自らが出した答えでした。

 まさに、その方の中に頂かれている「神心(かみごころ)」が生き生きと働いてのことでしょう。

 一方で、今後、その方のことを祈るに際しては、私からは次のように申しました。
「相手の方の“こころ”が助かっていくように祈らせていただきましょう」

 鬼と化してしまったのは、それなりの背景があってのことです。しかし、どんな鬼であっても、必ず神さまは「神心」を授けてくださっています。それが活性化すれば、鬼の心はどこかへ消えていくからです。簡単にはいきませんが。

 また、私自身の経験からも、「相手が改心しますように」「こちらの言うとおりにしてくれますように」と願っても、神さまには通じず、「どうか、相手の心が助かり、立ち行かれますように」と願い、「どうか、私は改まらせてください」と自らが改心を願っていくと、次第に事態が好転したことから、そのように申しました。

 それは、神さまの御心にかなった、神さまの喜ばれる祈りだからだと思います。

 祈りを捧げる際や、一生懸命お願い事をする際は、どこに力点を置くのか? 
神さまの御心にかなう祈りとは?・・・引き続き求めてまいりたいと思います。

こんにゃく
 写真は、お刺身用のこんにゃくです。酢みそや、わさび醤油を少々つけていただくと、サッパリと爽やかで、暑い時期にピッタリです。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。 岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。