2014年06月07日

他者の目でも見ていますか?

カテゴリ:心磨き

心磨きの際、他者の目線を取り入れると、新たな発見があろうかと存じます。

 昨日、いつものように父と一緒に、金光教本部へ夕方のお礼参拝をさせていただきました。

 車を駐車場に止めて、境内につながる階段を上がり、毎日参拝されている或るご婦人とごあいさつを交わした際、「いいですねえ。いつも親子で・・・」と声をかけていただきました。

 思いがけないお言葉にありがたく、お礼を申しまして、同時に気付かされました。
「ああ、毎日こうして父と参拝しているが、それが当たり前のことになっていたな」と。

 時には、参拝の道中で父と言い合いになることもありますし、決して気持ちの良いことばかりではありませんが、そのご婦人のお言葉のおかげで、他者から見れば、当たり前のことではなく、ありがたいことであり、それは、私にとってもそうである、と認識させていただきました。

 その帰りの道中、東の空に虹がかかっているのが見えました。思わず土手沿いで車を止めて、スマートフォンで撮影しました。

 
 その時、土手の下を小学生の子どもたちが通りかかり、こちらにあいさつをしてくれました。私も「こんにちは。」と返したところ、「おじさん、何やってるの?」と問いかけてきました。

 私が撮影している様子が気になったのでしょう。「でも、おじさんは無いじゃろ!おにいさんよ!」と思いながら苦笑いして、「虹が見えるよ~。あっち!」と虹の存在を教えてあげました。

 子どもたちの目線では気付けなかった様子でしたが、少し土手を上がると見えたようで、「あ、ほんまじゃ!」「あ。あった、あった!」と喜んでくれて、今度は、他の友達にも呼びかけて、「虹が出とるよ~。あの“おじさん”が教えてくれた」。

 「また、“おじさん”って言われた・・・でも、子どもたちから見れば、私は立派なおじさんか。」と、認めている自分がいました(笑)

 そして、「バイバイ」とお互いにあいさつして、「ありがとう」、「おじさん、ありがとう~!」と
また、“おじさん”と言われ(涙)・・・車に乗って、そこを後にしました。

 この時私は、子どもたちから見られたら、立派な“おじさん”である、ということに気付かせていただきました。(自分の中では、まだ二十歳なのですが。)

 しかし、それをちゃんと自覚しないといけないですよね。

 こんなふうに、自分のことは見えているようで、見えていないことがたくさんあるのだと思います。当たり前だと思っていたことが、実はありがたかったり、未だ若いと思っていても、年老いて見られたり、探せばもっとたくさんあるはずです。
 

 他者の目線、素直に受け入れて、大切にさせていただきたいですね。

 さらには、父が教えてくれたこととして、金光教の教祖様は、いつも物事を「神さま」の目線で見ておられたそうです。

 そうして、他者からの何気ない発言や目線、出来事だけでなく、数々の苦難をも、神さまからの差し向け=試練として受けておられ、苦難を乗り越え、生神様と称えられ、たくさんの人を助ける働きをなさったのです。

 私たちも、目の前の課題、辛いこと、苦しいことを、神さまの目線で見ていくことで、試練であり、先につながる契機となること、と受け止められるよう、心を磨き続けたいものです。
虹2
 写真は、その虹です。
神さまは、私と子どもたちの会話を、どうご覧になっていたのでしょうか・・・

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
 

2014年06月07日

私の心(音声ブログ)

カテゴリ:音声ブログ

昨日のお話が、音声ブログとして更新されています。

http://www.voiceblog.jp/shiawasehiroba/

今回は、副教会長による「私の心」というお話です。
(※音声ブログは、基本的に毎朝8時頃には更新されます)

2014年06月06日

寝る前にすることは何ですか?

カテゴリ:人間関係心磨き病気・健康・美容

みなさんは、寝る前にどんなことをして休まれますか?

 入浴、歯磨き、水分補給、マッサージ・・・いろいろあろうかと存じます。

 ちなみに私は、歯磨きを行い、少々お茶を頂き、部屋でご祈念をし、ストレッチをして、アプリで少し英単語の勉強をして、横になります。

 そして、もう一つ、体を横にしてお布団をかぶってからすることがあります。

 それは、目をつむって「今に至るお礼をする」ことです。

 お布団があることがありがたい→このお部屋、建物があるのは、祖父・初代がご苦労くださってのこと、ありがたい→生まれてから今に至るまで、家族や友人、学校の先生、職場で上司、先輩、同僚、部下のお世話になり、ありがたい→金光教学院でお世話になった先生や同期生、ありがたい→・・・

 と、その日によって浮かんでくる映像は違いますが、人を思い出したり、出来事を思い出したり、場所、食べたもの、苦い経験、失敗して恥ずかしかったこと、など、自由に想像していくと、ジワジワと込み上げてくるものがあり、「ありがとうございます。おかげさまで、今の自分があります。ありがとうございます。」と申します。

 気付いたら、眠りの世界に落ちています(笑)

 
 ありがたいことに、熟睡できますし、その日の最後を嫌な心で終わらないようにすることができます。

 もちろん、毎日そうできるとは限りません。落ち込んだり、後悔したり、不平不足があったり、先のことが不安だったりすると、そのことで頭の中が支配され、動悸も激しくなり、スッキリしないまま休むこともあります。

 しかし、続けていると、数日後には「ありがとうございます」と言えるのです。

 これからも、一日を「ありがとうございます」で終えたいものです。
あじさい
 写真は、昨日お供えのあったアジサイです。今の季節、さまざまな種類があって楽しめますね。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
 
 

2014年06月06日

入籍報告祭(音声ブログ)

カテゴリ:恋愛・結婚音声ブログ

昨日のお話が、音声ブログとして更新されています。

http://www.voiceblog.jp/shiawasehiroba/

今回は、教会長による「入籍報告祭」というお話です。
(※音声ブログは、基本的に毎朝8時頃には更新されます)

2014年06月05日

ゴーヤの花を見て・・・

カテゴリ:恋愛・結婚神さまについて

一昨日、小さなつぼみだったゴーヤの花が、昨日咲きました!

 「えー?もう咲いた?」と口に出して驚くほど、思いのほか早かったです。

 ある信者さんが、「ああ、これは雄花ですね」と教えてくださいました。その一言に私はハッとさせられ、すかさずゴーヤの花について調べてみました。

 ネットの情報には、雄花と雌花の特徴と見分け方が書かれていて、さらに興味深い内容がありました。

 「はじめは雄花が殆どですが、次第に雌花が増えてきます。雄花は咲いて1日で、ポトンと下に落ちてしまいますが、雌花はなかなか落ちません。・・・花は、かなり目立つのか、小さな昆虫たちがやってきて、受粉の手伝いをしてくれます・・・」

 フムフム、なるほど。と雄花と雌花の違いについて画像で確認でき、虫たちが受粉のお手伝いをしてくれて、それで実がなる、ということなのです。

 この時、気付かされたのが、虫の働きがなければ、受粉して実が成ることはなく、花と虫の働き合いがあって初めて、新たな命が生まれる、ということです。

 ごく当たり前の常識なのかもしれませんが、言葉はない世界なのに、生き物どうしが働き合っている姿が、なんとも不思議に思えてワクワクしました。

 こうした営みが幾重にも重なって、天地自然の働きがあり、私たち人間の命もつながって今日がある、と想像が膨らんだのです。

 話は変わりますが、その午後、入籍報告祭をお仕えさせていただきました。
若い新郎新婦と、新婦のお母さまの三人でのことです。

 昨日入籍の手続きをされ、新婦の希望で結婚式はしない、ということだったのですが、教会長の思いとして、娘のように可愛がってきたこともあり、どうしても儀式をお仕えしたい、という願いがあってのことでした。

 ご本人達にとっては、サプライズとなりましたが、教会長が結婚式と同様の儀式を準備し、神さまへの祭詞を奏上して、玉串を捧げました。

 そして、新郎新婦から誓詞(せいし)という、神さまへの誓いの言葉を奏上してもらいました。

 リハーサルも無しでのことですし、少々言葉が難しいので、新郎も用意された誓詞を読み上げるのには少々ご苦労されていましたが、所々、新婦がそれを助けている姿に、仲の良さを感じて微笑ましく、頼もしく、またその二人を後ろから見守っているお母さまの姿を拝していますと、涙ぐましく感激を覚えました。

 新郎新婦の間に、目に見えない、つながり、働き合いを感じたのです。

 ご本人達は、何れは子どもを授かりたいという願いを持っておられ、早くもどんな名前にするか考えていて、こっそり教えてくださいました。

 
 一人では成しえないことですが、新郎と新婦が助け合って生活を進めるなかに、その願いは成就することになるのでしょう。

 雄花と雌花、男性と女性、それぞれに違いがあって、良い時に結ばれて、新たな命を授かり、子々孫々に受け継がれていく、その間には神さまの働きを感じます。

ゴーヤの花
 写真は、ゴーヤの雄花です。次は、雌花が楽しみです♪

_村井家10_
 入籍奉告祭、神さまへの祭詞奏上の様子。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。