2014年06月13日
「喝」(音声ブログ)
カテゴリ:音声ブログ
昨日のお話が、音声ブログとして更新されています。
http://www.voiceblog.jp/shiawasehiroba/
今回は、教会長による「喝」というお話です。
(※音声ブログは、基本的に毎朝8時頃には更新されます)
2014年06月12日
良い面が見えてくる
カテゴリ:人間関係取次者の目線子育て・教育・学業
「お結界」に座らせていただくと、取次者が受け付けた悩み事の中にも、良い面が見えてきます。
昨日、或るお父さんと息子さんの親子が参拝され、不登校になった悩みについて相談がありました。
この春、小学校を卒業して中学校に入学したのですが、友だちとの関係がこじれてしまい、学校に居場所がなくなってしまったのです。
(政府でも、“中一ギャップ”という問題が、議論されているようですね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140611/k10015150161000.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1103W_R10C14A6EA2000/ )
ご本人は照れくさそうに、眠たそうに何度も目をこすっていて、隣に座っているお父さんが代わりに事情を語ってくれました。
部活の同級生からいじめにあって、お腹を殴られ、吐いてしばらく痛かったことと、また、運動会で二人三脚をした相手から、「おめえのせいで、駄目じゃった」と、直前まで仲良くしていたのに、結果が出ないと急変して、罵倒され突き放されたショックなどが重なって、学校には行きたくなくなった、とのことでした。
小学校のときも、部活などで勝敗に関わって同様のことはあったのですが、中学校に入ると、周りの友だちの様子が今までと変わり、恐くなってしまったようです。
これで何日も休んでおり、お父さんとしては心配で、教会に連れてきたのです。なんとか学校に行かせたい、という思いが伝わってきました。
息子さんの方は、モジモジしている様子でしたが、お父さんの語る内容に、ちょこちょこ訂正を入れながら、ツッコミを入れたりして、少しずつ笑顔も出てきました。
私は、お結界に座らせていただいて、しばらくお二人の話を聴かせていただき、ジイッとご祈念させていただいておりましたら、その合間に父がその男の子を呼んで、「拳法を教えてあげよう!」と幾つかの護身術を伝授しました。
そして、落ち着いたところで、私は或ることを感じたので、それを息子さんにお伝えしました。(以下、そのやり取り。表現は簡略。)
「でも、○○君は、お友だちをいじめたり、殴ったりはしてないんじゃろう?」
「うん。それはせん。」(男の子)
「そう。それでええんよ。それで安心したわ。これからもそうしてね。」
「うん。」(男の子)
「それから、そのいじめる子や、人のせいにした子のことが不憫に思うんよ。
殴ってくるのは拳法で身を守って、悪く言うのは言わせておきゃいいんよ。
その子たちは、そうでもしないとスッキリしない状況に追い込まれている。
だから、その子たちの心が助かるように、毎日ご祈念しようね。」
「・・・わかるけど、なかなか出来んわ・・・」(男の子)
つまり、この男の子は優しい心を持っていて、他の子をいじめたりすることは無いわけで、そのこと自体が誇れることであり、尊いことだと感じたので、その良いところを損なうことは無いようにしてほしい、また、いじめたり悪口を言ってくる相手の心も助かってほしいので、そう祈るようお願いしたのです。
こうしたやり取りを続けていると、表情が笑顔になったり、曇ったりを繰り返し、最後には、「学校に行かないときは、教会に来る。そして、心の修行をする。拳法も。」と約束してくれました。
このように、お結界では、取次者は悩み相談や願い事の祈願を受け付けておりますが、同時に「神さまはどのようにご覧になっているか?」という目線に立ち、それまでは当事者では見えなかった良い面が見えてきます。
取次者の目線、見えてくるもの、今後ともご紹介してまいりたいと存じます。
金光教本部の境内で見つけたトンボです。中学生の頃も追いかけてました(笑)
トンボの眼鏡は水色メガネ、その目線でどんな世界が見えるのでしょう・・・
きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
2014年06月12日
紫陽花(音声ブログ)
カテゴリ:音声ブログ
昨日のお話が、音声ブログとして更新されています。
http://www.voiceblog.jp/shiawasehiroba/
今回は、教会長による「紫陽花」というお話です。
(※音声ブログは、基本的に毎朝8時頃には更新されます)
2014年06月11日
履物をそろえると・・・
カテゴリ:子育て・教育・学業心磨き
履物をそろえることで、心が整って、その心は次の行動を整えてくれるようです。
一昨日、車のお掃除をしていましたら、近所の子どもが駆け寄ってきて、「ねえ、先生、お祈りしてもいい?」「した方がいいかなあ?」と無邪気に尋ねてきました。
「うん、お祈りしていいよ。したらええがあ」と答えると、そそくさと玄関に入って、教会に上がりました。
ちょうど父がお結界に座っていて、玄関まで出てきて、”あること”を確かめました。
それは、“靴がそろえられているかどうか”です。
いつも子どもたちは、バタバタと教会に駆け込んできて、気ままに楽器で遊んだり、マイクで面白おかしいことを話したり、友だちの持ち物を隠したり、まあ、こちらの言うことは全然聞かず、好き勝手にはしゃぎます。
そんな時、父が必ず注意することがあります。
「先ず履物をそろえなさい!」
このことには徹底してこだわって厳しく注意します。履物をそろえないと、遊ばせてあげないのです。
この時も、履物がそろっていなかったので、その男の子は「あ、忘れてた」と、素直に靴をそろえなおし、教会にもう一度上がって、お祈りを始めました。
そして、子どもたちとのお決まりがもう一つあります。それは、次のようなお祈りを一緒にすることです。
病気をしませんように。
交通事故にあいませんように。
先生やお父さんお母さんの言うことがよく聞けますように。
お勉強がよくできますように。
みんな仲良く遊べますように。
いじめたりいじめられたりしませんように。
お役に立つ人にならせていただけますように。
金光さま、お願いします。
続いて、ご霊前ではご先祖様にお礼を申し上げ、
「万事おかげになる(初代の遺言)」と4回唱和します。
その後、子どもたちのお目当てである「お水(サーバーを設置しています)」を飲むか、「飴ちゃん」を頂くか、父か私と「拳法(少林寺拳法)」の練習をします。
こういうことを繰り返していくうちに、最初はお目当ての為に、仕方なく靴をそろえたり、お祈りをしていた子どもが、「お祈りをしてもいい?」と言うようになってきました。
何かしら悩んでいたり、感じていることがあって、お祈りをすることで、心の中を整理したり、落ち着かせたりして、また友だちと遊びに出かけているのでしょうか。
ふと思い出したのですが、会社員のとき、あるお客さまから、「商談相手の靴を見ると、その方が信頼できるかどうか、わかりますよ」と教えていただきました。
靴がきれいに磨かれている方は、仕事もきちんとこなすことができ、取引先として信用できる、という一種のパラメーターになるのだそうです。
たしかに、私自身、仕事に追われて自分を見失っていた時は、靴のことには気が回らず、仕事も人間関係も、すべてが悪循環に陥っていました。
履物をそろえることは、一見どうでもよいこと、後回しにしてもよいことのように思えますが、そこを大切にすることで、心が整い、ゆとりができ、次の行動を整えてくれる。
それは「お礼を申す」という大事なことを見失わない生活になり、物事の順番が狂わず、人間関係をも円滑にする元になるのでしょう。
みなさんは、どのように心を整えていますか?
写真は、その時の子どもさんがお祈りをしている様子です。けなげで、素直で可愛くてしかたないです。父にならって、履物をそろえる指導を徹底したいと思います。
きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。