2014年05月19日

毎日磨いていますか?

カテゴリ:心磨き

先日、ギターの修理で岡山市内のある楽器店にまいりました。初めてのことで、少し緊張して店内に入りましたが、店員さんの対応が明るく親切な雰囲気で、すうっと入ることができました。

 状態を説明すると、直ぐに適切な対応をしてくださり、原因もわかり、早速修理してくださいました。その過程で、こちらはお願いしてもないのに、ギターの表面の汚れを次々と拭き取ってくださいました。

 汚れを落とすための専用の液体を用いて、何度も何度も丁寧に、隈なく拭いてくださいます。そのうちに、みるみる輝きを取り戻して、10年程前に買ったばかりの頃のようにピカピカになりました。

 一部、演奏時の体の熱によって、表面の塗装が溶けて、元通りにはならない箇所もあるそうですが、触ってツルツルになり、磨くことで、音も張りの有るいい音がでるそうです。また、ギターの汚れ具合を見るだけで、その人がどういうふうに使ってきたかが、ある程度わかるようでした。

 私は、その側でお話を伺いながら、作業の様子を見ていて、だんだんと自分が恥ずかしくなっていきました。これまで、長年このギターにお世話になっておきながら、たいしたケアもできず、この店員さんのように磨くことができていなかったことに気付かせていただき、疎かにしてきた自分が情けなく、申し訳ない思いになりました。

 おかげさまで、弦を張り替えたこともありますが、とっても心地よい音が響き、毎日弾くのが楽しみになるくらい、ワクワクした思いになりました。

 
 あわせて、私自身の「こころ」も、毎日磨くことが大切だなあ、とあらためて気付かせていただきました。私たちの心も、ギターと同様に毎日磨かないと、くもったり、汚れと申しますか、スッキリしないまま、不安や不満、イライラがたまってしまう、ということがあります。

 朝起きたら、目覚めたことに感謝して、新たな心で一日を始め、夜休む時には、その日のことを振り返って、感謝し、反省し、改善を願う・・・これを繰り返す「心磨き」を毎日続けることで、スッキリした晴れやかな心で、お仕事や勉強、家庭での務めにいっそう励むことができ、周りの方々にも気持ちの良い空気を発することができたらいいですよね。

 みなさんは、毎日心を磨いていますか?

 
 写真は、そのギターです。店員さんが今後の為のアドバイスや必要な道具について教えてくださったおかげで、心を入れ替えて、使う度に磨くようにしています。

ギター

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
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2014年05月17日

ゴーヤと先の不安

カテゴリ:心磨き

一昨日、庭に8本のゴーヤの苗を植えました。あばしゴーヤ、ジャンボゴーヤ、節なりゴーヤ、豊作ゴーヤの4種類を2苗ずつです。

 一日経って、一見しただけでは成長しているようには見えなかったのですが、よく見ると、ちゃんとネットに絡み付いていて、驚きました。

 昨年は、残念ながら6本のうち2本がうまく育たなかったので、今年こそはうまく育ちますようにと祈って、お水をやり、毎日様子を確認しています。

 今のところ、「神さまにお願いしたし、神さまが良いようにしてくださるはずだし、肥料も土も整えたし大丈夫」という思いですが、暑くなるか、寒くなるか、風が吹くか、病気になるか・・・どうなるかは未だ分かりませんし、不安もありながら、楽しみにしています。

 この時、ふと気付いたのですが、ゴーヤの成長に限らず、生活上のことも、何事も「神さまが良いようにしてくださるはずだから、大丈夫」と思えたら、いいのになあ、ということです。

 私たちは、生活を送る上で、さまざまな不安や不信、心配と向き合っています。私自身も、毎日ああでもない、こうでもないと心配ばかりしていますが、修行を続け、心磨きをしているおかげで、何とか少しずつ「ここまで神さまがよいように整えてくださってのことだから、この先のことも大丈夫」と言い聞かせて、心を落ち着かせることができ、自分や周りを責めたりすることなく、信じて、物事が成就する時節を待つように心がけています。

 先が見えない不安、相手に対する不信、うまくできるか分からない心配と、皆さんはどう向き合っていますか?

ゴーヤ①

 
 
 
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2014年05月15日

毎日どんなことに感謝していますか?

カテゴリ:人間関係心磨き

「こころの宮」では、取次者が毎日、悩み事を聞かせていただき、神さまへの願い事の祈願を一緒にさせていただいております。

 そんな、私ども取次者も、毎日神さまに心を向けて、お願い申し上げながら、心を磨く稽古を続けています。特に意識して取り組んでいるのが、何事にも感謝して、「ありがとうございます」とお礼を申す稽古、心磨きです。
 

 初代・岩本寅雄師(祖父)は、101歳の長寿を頂き、最期まで「ありがとうございます」とお礼を申して死を迎え、今もなお、私たちの心に生き続けていますが、生前一日に1,300回のお礼を申す稽古に取り組んでおりました。

 一日に6時間の睡眠を取るとして、起きている間、実に一分間に1回以上のペースです。私は、まだとてもそれに及ばないですが、朝起きてから夜休むまで、できるだけ多く「ありがとうございます」と心を込めてお礼を申す稽古に取り組んでいます。

 空気やお水、お土地、海、川、野山、森、風・・・天地自然の働き、生きとし生けるものの育み、命、体中の働き、お世話になっているいろんな人々、家や建物、車や衣服・・・いつも使っている物など、常日頃の生活と切っても切り離せない、お世話になっている全てへの感謝の心。

 また、その日その日、或いは時間をかけて願っていた事柄が成就したときの、感謝の心。

 ここまでは、何とか毎日意識して取り組むことはできそうですが、現実の生活やお仕事、人間関係の上にはなかなかそう思えないことがたくさんあります。

 思い通りに行かないこと、腹の立つこと、納得の行かないこと、とても感謝の気持ちにはなれないようなことにも、お礼を申すことは容易なことではありません。

 正直に申しまして、私自身も毎日のように腹を立てたり、悩んだりしている自分がいて、それが情けなく反省し、また神さまに心を向けてお礼を申す稽古を繰り返しています。

 自分にとって不都合なことをも、私に必要なこと、神さまから頂いた試練として、ありがたく受け止め、感謝することができたらいいのですが…私はまだまだです。

 みなさんは、毎日どんなことに感謝していますか?

 さくらんぼ__

 写真は、裏庭で採れたさくらんぼです。天地のお恵みに感謝。暑い日も、寒い日も雪の日、風の日も耐えて花が咲き、実が成り、長い月日、天と地、雨と土など、いろんな働きを頂いてようやく熟したお恵みです。・・・そう思うといっそうありがたく、美味しく頂けそうです。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
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