Category Archives: 人間関係
2014年06月22日
疑いのない心(音声ブログ)
カテゴリ:人間関係心磨き恋愛・結婚神さまについて音声ブログ
昨日のお話が、音声ブログとして更新されています。
http://www.voiceblog.jp/shiawasehiroba/
今回は、副教会長による「疑いのない心」というお話です。
(※音声ブログは、基本的に毎朝8時頃には更新されます。)
2014年06月20日
置いて帰りましょう。
カテゴリ:人間関係取次者の目線子育て・教育・学業
お結界に座らせていただくと、参拝者の「心の鬼」が見えてきます。
先日、ある男性の方から、奥様と息子さんとの間で起こったトラブルについて相談のお届けがありました。
その日、奥様の運転する車に息子さんが乗って移動中に、車内で口論になり、腹を立てた奥様が、息子さんを途中で下車させ、放置して帰ってきてしまったのです。
幸い、ご主人が息子さんのもとに駆けつけ、特に怪我や過ちは無かったのですが、それ以来、奥様と息子さんがお互いに立腹したままで、会話が無くなってしまったそうです。
ご主人としては、息子さんが無事に戻ってこれたので、「大難を小難におまつり変えくださり、ありがとうございます」とお礼のお届けをされたのですが、続けて「妻が取った行動は、親としてはしてはいけないこと。改まってくれますように。」ともお届けされました。
ご事情を伺っていますと、奥様にも、息子さんにもそれぞれ非があるようですが、たしかにご主人のおっしゃるとおり、奥様が取られた行動は、親としてあるまじき姿だったと感じました。
続けて、ご主人が「しかし、途中で降ろしてよかったかもしれません。そこでいったんお互いに冷静になれたはずで、それ以上一緒にいたら、もっと大変なことになっていたかもしれません。神さまが良いようにしてくださったのだと思います。」とおっしゃいました。
私のそのとおりだと思い、「そうですね。それ以上一緒にいて、たとえば息子さんが奥様に殴りかかったりでもしたら、取り返しのつかないことになっていました。親子で傷付けあったり、殺しあったりすることもあります。そうならずに済み、ありがたいことです。」と申しました。
一方で、ご主人としては、奥様が取られた行動に対して、許せない思いが残っており、冷静に話ができる心境ではない様子です。奥様の改心を強い口調で願ってお届けされました。
私はお結界に座らせていただきながら、「このままではいけない」と感じました。
そこで、ご主人に「奥様の心は“鬼の心”に支配されています。今のままでは、息子さんとの間で、同じことを繰り返してしまいます。ですから、ご主人が奥様の抱えておられる思いを、しっかり聴かせていただいて、その“鬼の心”を引き取ってほしいのです。」と申しました。
そうしますと、ご主人の表情がこわばって、奥様の行動への批判をされました。
やはり、「このままではいけない」と思い、このように申しました。
「奥様の“鬼の心”に引き込まれて、ご自身も“鬼の心”になってはいませんか?
奥様の行動は間違っているかもしれません。
しかし、たとえご主人が正しくても、ご主人が“鬼の心”のままでは、本末転倒です。
ですから、今ここに“鬼の心”は置いて帰りましょう。
そして、お家では奥様のお話を聴かせていただき、たとえ許せないことを言われても、それを“金光さま”と懸命に祈って、心の鬼を引き取っていただきましょう。
そうすれば、奥様の心にも神様の心がすうっと入ってて、和賀心になりますよ。」
その後、奥様と息子さんとの間では会話が回復したそうです。
このように、お結界に座らせていただくと、参拝者の「心の鬼」に気付くことができ、当事者同士では“鬼の心”に支配され、問題が解決しないどころか、さらに大きくなる可能性があるところを、お結界で引き取らせていただいて、鬼がいなくなったところに神様の心が入ってきて、和賀心になれるのです。
取次者としては、そこに重点を置いてお話を伺い、神様の心をお伝え申し上げております。
写真は、教会の広前にお供えしている紫陽花です。いろんな種類がありますね。
お花を眺めると、心の鬼もどこかへ行ってしまう気がします♪
きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
2014年06月12日
良い面が見えてくる
カテゴリ:人間関係取次者の目線子育て・教育・学業
「お結界」に座らせていただくと、取次者が受け付けた悩み事の中にも、良い面が見えてきます。
昨日、或るお父さんと息子さんの親子が参拝され、不登校になった悩みについて相談がありました。
この春、小学校を卒業して中学校に入学したのですが、友だちとの関係がこじれてしまい、学校に居場所がなくなってしまったのです。
(政府でも、“中一ギャップ”という問題が、議論されているようですね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140611/k10015150161000.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1103W_R10C14A6EA2000/ )
ご本人は照れくさそうに、眠たそうに何度も目をこすっていて、隣に座っているお父さんが代わりに事情を語ってくれました。
部活の同級生からいじめにあって、お腹を殴られ、吐いてしばらく痛かったことと、また、運動会で二人三脚をした相手から、「おめえのせいで、駄目じゃった」と、直前まで仲良くしていたのに、結果が出ないと急変して、罵倒され突き放されたショックなどが重なって、学校には行きたくなくなった、とのことでした。
小学校のときも、部活などで勝敗に関わって同様のことはあったのですが、中学校に入ると、周りの友だちの様子が今までと変わり、恐くなってしまったようです。
これで何日も休んでおり、お父さんとしては心配で、教会に連れてきたのです。なんとか学校に行かせたい、という思いが伝わってきました。
息子さんの方は、モジモジしている様子でしたが、お父さんの語る内容に、ちょこちょこ訂正を入れながら、ツッコミを入れたりして、少しずつ笑顔も出てきました。
私は、お結界に座らせていただいて、しばらくお二人の話を聴かせていただき、ジイッとご祈念させていただいておりましたら、その合間に父がその男の子を呼んで、「拳法を教えてあげよう!」と幾つかの護身術を伝授しました。
そして、落ち着いたところで、私は或ることを感じたので、それを息子さんにお伝えしました。(以下、そのやり取り。表現は簡略。)
「でも、○○君は、お友だちをいじめたり、殴ったりはしてないんじゃろう?」
「うん。それはせん。」(男の子)
「そう。それでええんよ。それで安心したわ。これからもそうしてね。」
「うん。」(男の子)
「それから、そのいじめる子や、人のせいにした子のことが不憫に思うんよ。
殴ってくるのは拳法で身を守って、悪く言うのは言わせておきゃいいんよ。
その子たちは、そうでもしないとスッキリしない状況に追い込まれている。
だから、その子たちの心が助かるように、毎日ご祈念しようね。」
「・・・わかるけど、なかなか出来んわ・・・」(男の子)
つまり、この男の子は優しい心を持っていて、他の子をいじめたりすることは無いわけで、そのこと自体が誇れることであり、尊いことだと感じたので、その良いところを損なうことは無いようにしてほしい、また、いじめたり悪口を言ってくる相手の心も助かってほしいので、そう祈るようお願いしたのです。
こうしたやり取りを続けていると、表情が笑顔になったり、曇ったりを繰り返し、最後には、「学校に行かないときは、教会に来る。そして、心の修行をする。拳法も。」と約束してくれました。
このように、お結界では、取次者は悩み相談や願い事の祈願を受け付けておりますが、同時に「神さまはどのようにご覧になっているか?」という目線に立ち、それまでは当事者では見えなかった良い面が見えてきます。
取次者の目線、見えてくるもの、今後ともご紹介してまいりたいと存じます。
金光教本部の境内で見つけたトンボです。中学生の頃も追いかけてました(笑)
トンボの眼鏡は水色メガネ、その目線でどんな世界が見えるのでしょう・・・
きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
2014年06月06日
寝る前にすることは何ですか?
カテゴリ:人間関係心磨き病気・健康・美容
みなさんは、寝る前にどんなことをして休まれますか?
入浴、歯磨き、水分補給、マッサージ・・・いろいろあろうかと存じます。
ちなみに私は、歯磨きを行い、少々お茶を頂き、部屋でご祈念をし、ストレッチをして、アプリで少し英単語の勉強をして、横になります。
そして、もう一つ、体を横にしてお布団をかぶってからすることがあります。
それは、目をつむって「今に至るお礼をする」ことです。
お布団があることがありがたい→このお部屋、建物があるのは、祖父・初代がご苦労くださってのこと、ありがたい→生まれてから今に至るまで、家族や友人、学校の先生、職場で上司、先輩、同僚、部下のお世話になり、ありがたい→金光教学院でお世話になった先生や同期生、ありがたい→・・・
と、その日によって浮かんでくる映像は違いますが、人を思い出したり、出来事を思い出したり、場所、食べたもの、苦い経験、失敗して恥ずかしかったこと、など、自由に想像していくと、ジワジワと込み上げてくるものがあり、「ありがとうございます。おかげさまで、今の自分があります。ありがとうございます。」と申します。
気付いたら、眠りの世界に落ちています(笑)
ありがたいことに、熟睡できますし、その日の最後を嫌な心で終わらないようにすることができます。
もちろん、毎日そうできるとは限りません。落ち込んだり、後悔したり、不平不足があったり、先のことが不安だったりすると、そのことで頭の中が支配され、動悸も激しくなり、スッキリしないまま休むこともあります。
しかし、続けていると、数日後には「ありがとうございます」と言えるのです。
これからも、一日を「ありがとうございます」で終えたいものです。
写真は、昨日お供えのあったアジサイです。今の季節、さまざまな種類があって楽しめますね。
きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
2014年05月26日
祈りの力点について
カテゴリ:人間関係改心
みなさんは、苦手な人、厄介な相手とどう向き合っていますか?
昨日のこと、参拝された方から人間関係の問題についての相談を受け、詳しく聞かせていただいて、神さまにお届けし、ご祈念させていただきました。
協力を取り付けたい相手がいるのですが、その相手が身勝手な人、いくら誠意を尽くしても応じてくれず、逆に、身に覚えの無い愚痴や文句で罵倒してくる人、いわゆる「鬼」と化した人で、全くらちが明かない、というご相談でした。
1時間以上、じっくりと聴かせていただくうちに、ご本人としては、争わないことにして、その相手のことを祈って、時節を待ちたい、ということになりました。更には、ご自身も反省点があり、改まりを願っておられました。
ふつうなら、訴訟を起こして、合意を取り付ける方向で進んでもおかしくないご事情でしたが、一緒に神さまに心を向けて、神さまの御心に沿ったあり方を探るうちに、ご本人自らが出した答えでした。
まさに、その方の中に頂かれている「神心(かみごころ)」が生き生きと働いてのことでしょう。
一方で、今後、その方のことを祈るに際しては、私からは次のように申しました。
「相手の方の“こころ”が助かっていくように祈らせていただきましょう」
鬼と化してしまったのは、それなりの背景があってのことです。しかし、どんな鬼であっても、必ず神さまは「神心」を授けてくださっています。それが活性化すれば、鬼の心はどこかへ消えていくからです。簡単にはいきませんが。
また、私自身の経験からも、「相手が改心しますように」「こちらの言うとおりにしてくれますように」と願っても、神さまには通じず、「どうか、相手の心が助かり、立ち行かれますように」と願い、「どうか、私は改まらせてください」と自らが改心を願っていくと、次第に事態が好転したことから、そのように申しました。
それは、神さまの御心にかなった、神さまの喜ばれる祈りだからだと思います。
祈りを捧げる際や、一生懸命お願い事をする際は、どこに力点を置くのか?
神さまの御心にかなう祈りとは?・・・引き続き求めてまいりたいと思います。
写真は、お刺身用のこんにゃくです。酢みそや、わさび醤油を少々つけていただくと、サッパリと爽やかで、暑い時期にピッタリです。
きょうもお越しいただきありがとうございました。 岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。