2014年06月06日

寝る前にすることは何ですか?

カテゴリ:人間関係心磨き病気・健康・美容

みなさんは、寝る前にどんなことをして休まれますか?

 入浴、歯磨き、水分補給、マッサージ・・・いろいろあろうかと存じます。

 ちなみに私は、歯磨きを行い、少々お茶を頂き、部屋でご祈念をし、ストレッチをして、アプリで少し英単語の勉強をして、横になります。

 そして、もう一つ、体を横にしてお布団をかぶってからすることがあります。

 それは、目をつむって「今に至るお礼をする」ことです。

 お布団があることがありがたい→このお部屋、建物があるのは、祖父・初代がご苦労くださってのこと、ありがたい→生まれてから今に至るまで、家族や友人、学校の先生、職場で上司、先輩、同僚、部下のお世話になり、ありがたい→金光教学院でお世話になった先生や同期生、ありがたい→・・・

 と、その日によって浮かんでくる映像は違いますが、人を思い出したり、出来事を思い出したり、場所、食べたもの、苦い経験、失敗して恥ずかしかったこと、など、自由に想像していくと、ジワジワと込み上げてくるものがあり、「ありがとうございます。おかげさまで、今の自分があります。ありがとうございます。」と申します。

 気付いたら、眠りの世界に落ちています(笑)

 
 ありがたいことに、熟睡できますし、その日の最後を嫌な心で終わらないようにすることができます。

 もちろん、毎日そうできるとは限りません。落ち込んだり、後悔したり、不平不足があったり、先のことが不安だったりすると、そのことで頭の中が支配され、動悸も激しくなり、スッキリしないまま休むこともあります。

 しかし、続けていると、数日後には「ありがとうございます」と言えるのです。

 これからも、一日を「ありがとうございます」で終えたいものです。
あじさい
 写真は、昨日お供えのあったアジサイです。今の季節、さまざまな種類があって楽しめますね。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
 
 

2014年06月03日

お掃除が心をつなぐ?

カテゴリ:心磨き改心

みなさんは、毎日お掃除をされていますか?

 正直に申しまして、私はお掃除が苦手です。すぐに散らかしてしまいますし、整理整頓がなかなかできません。さらにお恥ずかしい話ですが、金光教学院で修行させていただくまでは、丁寧に心を込めて掃除をする、とう経験が殆どありませんでした。

 一人暮らしを16年経験しましたが、特に社会人の頃は、部屋に足の踏み場も無い状態でした・・・

 ありがたいことに、修行のおかげで、掃除をする習慣が身に付いたのですが、それでも、気を緩めるとついサボってしまう自分がいます。

 そうした自分を戒める為にも、毎日の課業の一つとして、教会の車のお掃除を毎日させていただいております。

 黒い車で汚れが目立つということもありますが、ことし買い求めることができたことが、当たり前ではないことを忘れない為にも、取り組んでいます。

 夕方の金光教本部へのお礼参拝を終えて戻ると、ハンドタイプの掃除機を使って、車内の塵や埃を吸い取り、雑巾を使って、車の天井からホイールに至るまで、できるだけ丁寧に汚れをふき取っています。

 きのうのこと、私が車の掃除の最中、教会の中の様子を見ると、しばらくお取次を頂いていた方がいて、その参拝者のお車の汚れがつい目に入ってきました。

 「ああ、この方はいつもお仕事が忙しく、しかもヘトヘトになるまで頑張っておられる。洗車をする時間も無いんだろうなあ。そうか、ついでにお掃除させていただこう!」、と思いつきまして、ご本人の許可無く(笑)、拭かせていただきました。

 ちょうど一通り終えた頃に、その方が教会を出て来られ、開口一番に「まあ、もったいないことです。ありがとうございます。」と声高に喜んでくださいました。

 しかも、直前にご友人から頂いたであろうお菓子を、私にくださいました。何度もお断りをしたのですが、それでもくださろうとしたので、ご好意としてありがたく頂きました。

 お互いに笑顔になり、「お疲れ様でした」と申し、車をお見送りさせていただきました。

 ふと、思い出したことは、初代・祖父にとって、初めての参拝者は借家の家主さんのご主人でして、なぜ参拝をされたのか、初代は次のように遺しています。

 ・・・私は、この借りた家を、毎日お掃除をしました。親教会でくせになっとりましたから、お掃除するたびに便所でも毎日お掃除しました。

 それをその借家のおばあさんが見ていて、そのおじいさんに、「岩本さんは、毎日、本部に日参しよる。朝晩に拝んどりなさって、便所掃除を毎日なさって、あの四軒長屋の縁側が光るようになっとる」と言われた。

 それを聞いて、そのご主人が「裏から失礼します」と言うて入って来て、「あなた、先生ではございませんか」と言われる。

 「先生の資格はありますけれど、私は徳がないので、胃下垂になり静養にきとります」とお答えした。「そうですか、ちょっとお待ちください」と言って裏から出ましてね、十分とたたないうちに、今度は羽織を着て表から入ってきた・・・中略

 ・・・「そうですか、金光では、なんでもお礼を申しますからね。お便所にもお礼を言うつもりでお掃除をしております」と言いましたら、「ああ、そんならそういう話をしてください。私はこのところの町内会長をしとりまして、副会長は二人おりますが、明日から連れてきますから」と言うて、翌日から人を連れて来られるようになった・・・
 

 このように、初代にとって、またこの教会にとって、初めての参拝者のきっかけとなったのは、お掃除でもあったんですね。

 面倒なことであり、後回しにしがちなお掃除。心を込めてさせていただきたいものです。また、忙しい毎日、容易にはいきませんが、そういう時間と心のゆとりを持ち続けたいですね。

お菓子

 写真は、そのお菓子です。ご霊前にお供えさせていただきました。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。
 

2014年06月02日

パワースポットはどこですか?

カテゴリ:心磨き

みなさんにとって、心温まる特別な場所、元気になれる場所はどこですか?

 昨日のこと、祖父がずっと大事にしていた、親教会への月毎のお礼参拝をさせていただきました。

 大阪の天王寺にある、金光教天王寺教会です。

 祖父が若かりし頃、参拝して教えを頂くことで、心を助けていただいた教会で、そのご恩を忘れないよう、また月々のお礼のお届けをさせていただいております。

 きのうは非常に暑い日で、地下鉄で移動して地上に出た瞬間、体中がだるくなるような感覚がして、日差しが強く、汗がどんどん出てきました。

 教会に入ると、中は涼しく、心落ち着けて神さまに手を合わせて、心の中で5月中のことを色々とお礼を申すことができました。

 既に、何人かの方がじいっと静かにお祈りをされており、そのお背中を拝していますと、自ずと有難い思いにならせていただきました。

 「ああ、この方々もこうしてじっくりと心落ち着けて、神さまに心を向けてお礼をなさったり、お願いをしていらっしゃるんだろうなあ。
 それが出来る場所、働きがずっと、祖父の頃からも(その以前からも)今に至るまで続いているんだなあ」と思えたからです。

 そして、その方々の参拝が終わる頃、私も続いて「お結界」と呼ばれる、神様への相談や願い事、お礼などのお届けができる場所に進み、取次者であられる教会長先生に5月中の御礼などを申し上げました。

 ちょうどお昼の時間でもありましたので、お邪魔になってはいけないと、失礼しようとしましたが、先生がお引止めくださいまして、アイスコーヒーをご馳走してくださいました。

 乾いたのどを潤してくれて、グイグイと頂きました♪

 その最中、先生が昔のことをお話してくださったりして、私が知らない時代のことなど、教えていただきました。もったいないことです。

 そうして、教会を後にして、あべのハルカスを仰ぎ見ながら駅に進み、昼食を頂いて戻ることができました。

 新幹線の車中、なぜだかスッキリとした晴れやかな心にならせていただき、元気になりました。

 祈りをなさっている方のお背中を拝し、お礼のお届けをし、コーヒーを頂き、先生から昔の話を伺えたこともありますが、教会という場所がそういう働きを持っているのでしょう。

 私にとってのかけがえのない、パワースポットなのだと気付かせていただきました。これからも、祖父をお手本にお礼参拝を大切にいたします。

 みなさんも、パワースポットを大切にできたらいいですね。

こたんラーメン
 写真は、あべちかにある古潭ラーメンです。
コラーゲンたっぷりで、これも元気の源。
あべのハルカス
 そして、あべのハルカス。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。 岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。


2014年05月30日

朝一番、誰とあいさつしますか?

カテゴリ:心磨き

「おはようございます」のあいさつ、気持ちいいものですよね。
みなさんは、毎日誰に対してなさっていますか?

 私は、先ずは神さまと御霊さまにごあいさつ申し上げます。次に、父や母、参拝される方に申し上げ、早朝3時40分過ぎには、金光教本部にて金光様を拝して心の中でごあいさつさせていただきます。

 実は、それだけではなくて、金光教本部に参ると駐車場にいる猫ちゃんにもあいさつします。しかも、ノラ猫でして、誰かが餌をあげているのか、野生のものを食べているのかは分かりませんが、親子兄弟で何匹かいます。

 私は餌をあげるわけでもなく、これまで早朝に会うたびに、「にゃー。おはよ。にゃー。おはよ。」と2、3回猫語?と日本語を繰り返して、こちらからあいさつをしてきました。

 最初のうちは、恐々としていたり、餌をくれる人と勘違いしてか、近寄ってきたりを繰り返していたのですが、ことしの春くらいからは、金光様への参拝が終わって帰ろうとすると、そのうちのマダラ模様の子猫と親の白猫が、境内の階段の下の辺りで待っていてくれて、「ニャー」とあいさつしてくれます。

 なので、私も「にゃー。おはよ。にゃー。おはよ。」とあいさつを返すのです。

 今朝にいたっては、乙島から車でその駐車場に着くと、子猫がお出迎えしてくれるかのように待っていてくれて、「ニャー」とあいさつしてくれました。

 正直に申しまして、毎朝私の心の中が安定しているわけではなく、時には落ち込んでいてため息をつく時や、前向きになれない時があるのですが、それでも猫ちゃんに会って「にゃー」とあいさつすると、心が明るくなりますし、腹が立つことがあってイライラしている時も、朝一番に「にゃー」とあいさつしたとたんに、穏やかな心になれますし、不思議なものだなあ、と思っています。

 他にも、この季節ですと、3時ごろからホトトギスが「キョ キョ キョ キョ」と鳴き、教会に帰ってきて、4時半を過ぎると「ホー ホケキョ」と鶯が鳴きます。その泣き声に耳を傾けると、なんだか透き通ったものが心に響きますし、お日様やお月様を拝んだり、草花を目で見て楽しんだり、においを嗅いだりすると、心がすうっと晴れていきます。

 人と人とのつながりも大切ですが、天地自然の働き、生きとし生けるものを見て、聞いて、触れて、匂って、感じていくと、人とはまた違った何か心あたたまるものを頂くように思うのです。

 しかも、あいさつをし合うことができたら、さらに嬉しいですよね。

 あの子猫ちゃんとは心が通じているのか分かりませんし、猫ちゃんが何をいいたいのか、「おはよう」と言ってくれているのか、はたまた、「餌をちょうだーい」と言っているのか(笑)、分かりかねますが、こっちが「にゃー」とあいさつすると、「ニャー」と返してくれることは確かです。

 朝一番のあいさつを、身の回りのすべてに目を向けて、感じて、できたらいいですね。もちろん、人さまに対するあいさつは、いっそう心を込めてできたらいいですし、神さまや御霊さま、目に見えない働きにも心を向けて、ごあいさつできたらいいですね。

ゴーヤ③
 写真は、昨夕のゴーヤです。おかげさまで、日に日に大きく成長しています。水遣りをしてあいさつをするのも、またいいものです。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。 岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。         


 


2014年05月23日

石鹸がつないだものは・・・

カテゴリ:心磨き

親から受け継いだもの、心は何ですか?

 先日、20年前に父が金光教天王寺教会(乙島教会の親教会)の天地金乃神大祭でお話をした内容が綴られた冊子が見つかりました。

 そのお話の後半に、私が出てきていて、当時18歳だった私は受験生で、大学受験の為、生まれて初めて、県外で一人で二泊三日過ごす経験をした時のことが紹介されています。

 受験を終えて戻ってくると、たくさんの荷物の中に小さな石鹸があり、その石鹸は私が泊まった宿から「もったいない」と持ち帰ったのですが、そのことを父は有難く喜んでいる、という内容です。

 どういうことかと申しますと、父が幼い頃、石鹸が小さくなると新しい石鹸にくっつけて使っていた父親(=私の祖父)の姿を見ていて、それが自然と身についていたそうなのですが、そのことが、今後は私にも受け継がれていたことが分かったので、ありがたかった、というわけです。

 また、父は私が大学を目指して勉強することは結構なことだとしても、体を壊したり、人間性を損なうようなことがあってはいけない、と心配していて、その心配が吹き飛ぶ出来事でもあったようです。

 「もったいない」という心が、受け継がれているのを、予期せぬ形で確認できた瞬間であった、とうことでしょう。

 私自身もこのことを鮮明に覚えています。

 残念ながら、受験した大学には合格することができず、人生初の大きなチャレンジが失敗に終わり、挫折を味わい、落ち込んでいたのですが、父がそうして喜んでくれていたことが、私の心の救いになっていたからだと思います。

 父親から知らないうちに受け継ぎ、身についていた「もったいない」という心が、それを喜ぶ父によって、私自身の心が助けられる、ということに至ったのです。

 写真は、その見つかった冊子をカメラで撮影したものです。
冊子(2)

 親様から受け継いだもの、頂いたもの、その心。次の世代にも引き継げたらいいですね。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。