2014年05月23日

石鹸がつないだものは・・・

カテゴリ:心磨き

親から受け継いだもの、心は何ですか?

 先日、20年前に父が金光教天王寺教会(乙島教会の親教会)の天地金乃神大祭でお話をした内容が綴られた冊子が見つかりました。

 そのお話の後半に、私が出てきていて、当時18歳だった私は受験生で、大学受験の為、生まれて初めて、県外で一人で二泊三日過ごす経験をした時のことが紹介されています。

 受験を終えて戻ってくると、たくさんの荷物の中に小さな石鹸があり、その石鹸は私が泊まった宿から「もったいない」と持ち帰ったのですが、そのことを父は有難く喜んでいる、という内容です。

 どういうことかと申しますと、父が幼い頃、石鹸が小さくなると新しい石鹸にくっつけて使っていた父親(=私の祖父)の姿を見ていて、それが自然と身についていたそうなのですが、そのことが、今後は私にも受け継がれていたことが分かったので、ありがたかった、というわけです。

 また、父は私が大学を目指して勉強することは結構なことだとしても、体を壊したり、人間性を損なうようなことがあってはいけない、と心配していて、その心配が吹き飛ぶ出来事でもあったようです。

 「もったいない」という心が、受け継がれているのを、予期せぬ形で確認できた瞬間であった、とうことでしょう。

 私自身もこのことを鮮明に覚えています。

 残念ながら、受験した大学には合格することができず、人生初の大きなチャレンジが失敗に終わり、挫折を味わい、落ち込んでいたのですが、父がそうして喜んでくれていたことが、私の心の救いになっていたからだと思います。

 父親から知らないうちに受け継ぎ、身についていた「もったいない」という心が、それを喜ぶ父によって、私自身の心が助けられる、ということに至ったのです。

 写真は、その見つかった冊子をカメラで撮影したものです。
冊子(2)

 親様から受け継いだもの、頂いたもの、その心。次の世代にも引き継げたらいいですね。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
岡山・倉敷で悩み相談、願い事祈願は「こころの宮」まで。

2014年05月22日

継続と鮮度

カテゴリ:心磨き

みなさんは、毎日続けていることはありますか?
また、それを毎回新鮮な心でできていますか?

 
 おかげさまで、こうしてブログを書くことを続けて、ちょうど一週間が過ぎました。しかし、きょうはいろいろと重なり、この時間に及んでしまいました。(現在21時20分)

 日中、ようやく空いた時間ができて、「ブログを書くぞ~!」と気合を入れていたのですが、その矢先に母から「銀行に行ってきてくれる?」とお遣いを頼まれました。

 つい、「明日じゃ駄目?」と言ってしまったのですが、その直後に神さまにご祈念させていただき、少しの間葛藤を続け、「これも神さまのお計らいだから、受けさせていただこう」と、銀行に向かうことにしました。

 幸い、買いたい物(歯間ブラシ)もあったし、「ついでに買い物もできて一石二鳥だ」と、気分を切り替えることができました。(更には、こうしてブログのネタにもできているので、三鳥です。)

 銀行に到着し、なんなく手続きを進められたのですが、いよいよ最後の確認、という時に、行員さんから「すみません。印鑑が違うのですが・・・」と呼び出しがあり、愕然として。。。母を責めたい気持ちを抑えて確認し、結局、もう一度往来して手続きをやり直すことになりました。

 この間、これで腹を立ててはいけない、これもありがたく受け止めさせていただかねば、と言い聞かせつつ、なんとか、母を責めることなく、正しい印鑑を受け取って、銀行に向かい、書面をもう一度最初から「丁寧に」書き直して、再度手続きを終え、お遣いと買い物を済ませることができました。

 しかし、残念ながらブログの更新はできないままとなってしまいました・・・

 こうして、今に至るわけですが、きょうは、一つのことを毎日続けることは決して簡単なことではない、ということを改めて思い知らされる一日でした。

 それなりに準備を整えたり、計画を立てていたとしても、予期せぬ依頼や邪魔が入るものですね。

 更には、たとえ毎日続けることができたとしても、毎回新鮮な気持ちで、新たな心で取り組むことも、簡単なことではないことにも気付きました。

 最近、体力維持を目的に、毎晩ストレッチ運動と軽い筋トレをしているのですが、昨日は疲れもあってか、すっかりやる気がうせてしまい、一呼吸おいて、気持ちを入れなおしてようやく取り組めた次第で、いつもより時間がかかりました。

 物事を始めた時の思い、毎日頂いている命、時間を大切に、新たな心で生き生きとのぞめたらいいですね。

パスタ_

 写真は、きょう、母から(更に)頼まれて、久しぶりに作った夕食のパスタです。冷蔵庫にあった食材を使ってトマトソースにし、季節の食材、ソラマメをトッピングしました。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
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2014年05月20日

安心のもとは何ですか?

カテゴリ:お仕事人間関係心磨き恋愛・結婚病気・健康・美容神さまについて

みなさんにとって、心の拠り所は何ですか?或いは、安心材料は何ですか?

 大切な家族、友人、お仕事、技術、能力、知識、娯楽、財産、地位・・・いろいろとあろうかと存じます。しかし、「神さまです」とお答えになる方は少ないでしょう。

 私は、最近になって「神さまです」とハッキリ言えるようになりました。そして、それを広めたいと思っています。

 それまでは、「神さま」って、目に見えないし、聞こえないし、実感が沸かないし、本当に存在するのか怪しいし、神さまを信じたり頼ったりするのは、自分が弱いからだ、と思ったり、自分の力が負けたような気がして、どうもすんなりと受け入れられない自分がいました。

 ところが、自分自身が「心磨き」の修行を続け、また、参拝される方々のさまざまな悩みや不安をお伺いすることを重ねているうちに、「先が見えない不安」に打ち克って、「安心」を得るには、「神さま」以外ではおぼつかないことに気付きました。

 たとえば、自分が手術を受けるとします。家族や友人の支え、資金、医師の技術、薬などが万事万端整っていても、100%成功する保障には至らず、「本当に大丈夫だろうか?」「失敗しないだろうか?」「他にもっといい病院があるのでは?」といった不安や心配と闘うことになります。

 
 ところが、「神さま」が心の拠り所になっている人は、「神さまのおかげで、ここまで命を頂き、手術も万端に準備を整えられた。神さまのおかげで、ここまでに至ったのだから、この先のことも大丈夫!」と神さまを信頼して、腹をくくることができます。

 病気のことに限らず、恋愛関係、夫婦の間柄、親子の関係、取引先との関係など、人間関係の問題も同じことが言えます。

 私自身、交際相手との間で心配なことがあっても、「大丈夫!神さまがくださったご縁だから、この先のことも大丈夫!」と言い聞かせて安心を得て、相手を信じて、心穏やかに良好な関係を続けることができています。
柏餅_

 写真は、昨日、神さまへのお供え物のお下がりとして頂いた、柏餅です。お餅が柔らかく、するっと溶け込んでくるようなやさしい食感で、ほど良い甘味がふわっと広がり、感激しました。

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
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2014年05月19日

毎日磨いていますか?

カテゴリ:心磨き

先日、ギターの修理で岡山市内のある楽器店にまいりました。初めてのことで、少し緊張して店内に入りましたが、店員さんの対応が明るく親切な雰囲気で、すうっと入ることができました。

 状態を説明すると、直ぐに適切な対応をしてくださり、原因もわかり、早速修理してくださいました。その過程で、こちらはお願いしてもないのに、ギターの表面の汚れを次々と拭き取ってくださいました。

 汚れを落とすための専用の液体を用いて、何度も何度も丁寧に、隈なく拭いてくださいます。そのうちに、みるみる輝きを取り戻して、10年程前に買ったばかりの頃のようにピカピカになりました。

 一部、演奏時の体の熱によって、表面の塗装が溶けて、元通りにはならない箇所もあるそうですが、触ってツルツルになり、磨くことで、音も張りの有るいい音がでるそうです。また、ギターの汚れ具合を見るだけで、その人がどういうふうに使ってきたかが、ある程度わかるようでした。

 私は、その側でお話を伺いながら、作業の様子を見ていて、だんだんと自分が恥ずかしくなっていきました。これまで、長年このギターにお世話になっておきながら、たいしたケアもできず、この店員さんのように磨くことができていなかったことに気付かせていただき、疎かにしてきた自分が情けなく、申し訳ない思いになりました。

 おかげさまで、弦を張り替えたこともありますが、とっても心地よい音が響き、毎日弾くのが楽しみになるくらい、ワクワクした思いになりました。

 
 あわせて、私自身の「こころ」も、毎日磨くことが大切だなあ、とあらためて気付かせていただきました。私たちの心も、ギターと同様に毎日磨かないと、くもったり、汚れと申しますか、スッキリしないまま、不安や不満、イライラがたまってしまう、ということがあります。

 朝起きたら、目覚めたことに感謝して、新たな心で一日を始め、夜休む時には、その日のことを振り返って、感謝し、反省し、改善を願う・・・これを繰り返す「心磨き」を毎日続けることで、スッキリした晴れやかな心で、お仕事や勉強、家庭での務めにいっそう励むことができ、周りの方々にも気持ちの良い空気を発することができたらいいですよね。

 みなさんは、毎日心を磨いていますか?

 
 写真は、そのギターです。店員さんが今後の為のアドバイスや必要な道具について教えてくださったおかげで、心を入れ替えて、使う度に磨くようにしています。

ギター

 きょうもお越しいただきありがとうございました。
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2014年05月17日

ゴーヤと先の不安

カテゴリ:心磨き

一昨日、庭に8本のゴーヤの苗を植えました。あばしゴーヤ、ジャンボゴーヤ、節なりゴーヤ、豊作ゴーヤの4種類を2苗ずつです。

 一日経って、一見しただけでは成長しているようには見えなかったのですが、よく見ると、ちゃんとネットに絡み付いていて、驚きました。

 昨年は、残念ながら6本のうち2本がうまく育たなかったので、今年こそはうまく育ちますようにと祈って、お水をやり、毎日様子を確認しています。

 今のところ、「神さまにお願いしたし、神さまが良いようにしてくださるはずだし、肥料も土も整えたし大丈夫」という思いですが、暑くなるか、寒くなるか、風が吹くか、病気になるか・・・どうなるかは未だ分かりませんし、不安もありながら、楽しみにしています。

 この時、ふと気付いたのですが、ゴーヤの成長に限らず、生活上のことも、何事も「神さまが良いようにしてくださるはずだから、大丈夫」と思えたら、いいのになあ、ということです。

 私たちは、生活を送る上で、さまざまな不安や不信、心配と向き合っています。私自身も、毎日ああでもない、こうでもないと心配ばかりしていますが、修行を続け、心磨きをしているおかげで、何とか少しずつ「ここまで神さまがよいように整えてくださってのことだから、この先のことも大丈夫」と言い聞かせて、心を落ち着かせることができ、自分や周りを責めたりすることなく、信じて、物事が成就する時節を待つように心がけています。

 先が見えない不安、相手に対する不信、うまくできるか分からない心配と、皆さんはどう向き合っていますか?

ゴーヤ①

 
 
 
 きょうもお越しいただきありがとうございました。
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