2014年08月16日

東北復幸支援3日目 8月11日 午後、夜

カテゴリ:東北復幸支援

東北復幸支援第3日 午後のレポートです。

 嘉宝荘にて手作りのカレー&ホタテ貝の煮付けを頂いた一行は、女将さんとの記念写真を撮って、すぐに気仙沼に向かいました。

 五右衛門ヶ原 運動場の仮設集会所は、越喜来杉下の仮設と同様、三回目の演奏奉仕となります。

 ありがたいことに、こちらでも昨年ご参加くださった方々がお越しくださいました。しかも、ことしは子どもたちが4、5人参加してくれて、演奏後も数人が遊びに来てくれました。

 震災直後に仮設住まいで産まれた赤ちゃん、昨年は3歳で、おばあちゃんにダッコされた状態でしたが、ことしは4歳になり、一人で歩き回って、周りの大人たち、おじいちゃん、おばあちゃんたちの人気者になっている様子が印象的でした。
 こども
 そして、越喜来杉下の仮設と同様のプログラムで、住民の方々と一緒に歌って、笑って、体を動かし、頭を動かして、楽しむことができました。

 港町ブルース
 特に、「港町ブルース」では、代表の方にボーカルになっていただき、「~宮古、港、釜石、気仙沼~♪」の「気仙沼」のところは、全員で大きな声で、願いや祈りを込めて合唱することができました。

 皆さまの熱い思いがズドーンと伝わってきました。

 そして、こちらでも、ピオーネは大好評で、みなさんに「美味しい!」と喜んでいただけました。

 続いて、方言クイズでお互いの言葉を紹介し合って交流を深め、ジャンケン大会&あっち向けホイ!で大盛り上がり。
 ジャンケン

 参加してくれていた子どもさんも勝利して、お菓子のプレゼントを見事に勝ち取りました。
 あっち向けほい

 こうして、ことしの演奏奉仕は全てのことにおいてお繰り合わせを頂いて、当初予定していたプログラムを進めさせていただきました。

 おかげさまで、願いとしていたこと、「思い出とつながり、みんなの気持ちがつながり、未来へつながること」の一助となることを少なからず叶えてくださったように感じています。

 まだ気持ちの整理がうまくついていませんが、今出来るであろう精一杯のことを出し切り、みんなで協力して尽くすことができ、心身が茫然としている自分がいます。

 夜は、気仙沼教会に隣接している改装したばかりの金光会館に宿泊させていただき、「再会のジンクス」のある先生方手作りの餃子やお料理(まるっと玉ねぎ)をたくさん頂いて、ゆっくりと休ませていただきました。
 餃子2
 疲れた体にパワーを与えてくださって、美味しく頂きました。
ご馳走さまでした。
たまねぎ

 ここまで、ありがとうございます。

 

2014年08月15日

東北復幸支援3日目 8月11日 午前

カテゴリ:東北復幸支援行事報告

東北復幸支援第3日 午前中のレポートです。

 月命日の朝を迎え、ワンハートブラスの一行は嘉宝荘さんの食堂に特設のご神前を設け、朝一番にご祈念をさせていただき、神さま、御霊さまに、ここまでの御礼を申し上げ、演奏奉仕の成就を祈願いたしました。

 神棚
 神さまありがとう、すべてにありがとう、の祈りのこもった、教会長直筆の「ありがとう扇子」を目当てに掲げ、200名を超える方々からのご支援で購入したピオーネと景品のお菓子を、お供えさせていただきました。

 
 その後、越喜来杉下仮設住宅に向かいました。

 岡山からのお土産のピオーネの切り分けなども終えて、準備万端。
ところが、開始時間の10時が近づいても参加者がお一人も現れず、
内心ドキドキしておりました。

 どうやら、すぐ近くで別のボランティア団体が映画の上映会をしているのだそうです。「映画には負けるかな・・・」と弱気になりながらも、それでも「お一人でもお越しいただければ、演奏はさせていただこう」と決意し、お待ちしました。

 ありがたいことに、そのうちにお一人、お一人・・・と次々と集会所に入って来てくださいました。この場所では過去2年、この時期にお邪魔していたため、久しぶりにお目にかかる方もチラホラいらっしゃいました。

 そして、いよいよ演奏奉仕開始。「ビリーブ」の演奏に続いてメンバー紹介を行い、「あまちゃん」の演奏に合わせてボーカルで俳優の松本清治さんが登場し、「上を向いて歩こう」、「ふるさと」といった昔懐かしい曲を、手作りの歌詞ノートをご覧いただきながら、時にはボーカルになっていただきながら、一緒に歌いました。

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 続いて、初代・私の祖父が始めた「100まで生きる体操」と長寿の秘訣(食べ物に文句を言わない、人の悪口を言わない、体操をする)をご紹介し、一緒に長寿を願って体操をしました。

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 そして、お土産のピオーネをお一人ずつにお配りしました。
皆さまから「美味しい!」「食べやすい」といった好評を頂きました。

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 少しお腹を満たして、水分も摂っていただいたところで、ことしも「方言クイズ」を行いました。

 岡山弁を幾つかご紹介し、その意味を当てた方に景品を差し上げる、という企画です。「てーてーてーてー」、「おえりゃあ へんがあ」(写真)といった言葉を声と文字で確認してもらったのですが、意外と?なかなか解る方は現れず、盛り上がりました。

 さらには、岡山弁で書いた文章を岩手弁、越喜来の言葉に直してもらうことも行い、お互いの言葉を知り合って、交流を深めることができました。

 
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 お互いに打ち解けつつあるところで、「ジャンケン大会&あっち向けホイ!」を行い、景品をかけてジャンケンとあっち向けホイをして、会場中に笑いが沸き起こりました。

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 最後に、震災後に新沼謙二さんが作られた曲、「ふるさとは今も変わらず」をみんなで合唱し、お土産をお渡ししながら、お別れすることになりました。

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 演奏後は、また嘉宝荘で食事を頂きました。なんと、ホタテ貝柱の煮付け&カレーライスです。厚さ4センチはありそうな、ぶ厚いホタテ。初めてみました。
手作りの優しいお味のカレーとの愛称が抜群で、あっという間にみんな頂きました。
ホタテ
カレー

 ありがとうございます。美味しく頂きました。ご馳走様でした。

 そして一同、女将さんに御礼申し上げ、お別れをして、気仙沼へ向かいました。
 
  

2014年08月14日

東北復幸支援2日目 8月10日 午後、夜

カテゴリ:東北復幸支援

田老サポートセンターでの演奏奉仕、片付け等、ごあいさつを終えて、移動しようと外に出たところ、地震がありました。

 震度3の揺れで、幸い建物にも津波にも影響がなくすみましたが、すべて終わった後で、お繰り合わせを頂いた、と感じました。

 また、東北ではこうした余震が続いており、不安の一つなのだと思いました。

 
 そして、たろちゃんハウスにある、仮設店舗の善助屋食堂さんで名物のどんこ丼を頂き、腹ごしらえをして、宿泊先の大船渡市越喜来へ向かいました。
 

 途中、浄土ヶ浜に立ち寄らせていただきました。

 雨の中だった為、晴天のときのような青く澄み切った海、水平線、エメラルドグリーンの海辺を眺めることはできませんでしたが、霧がかかっていて、雨が火照った体を冷やしてくれ、今までになく神秘的な雰囲気のなか、少しの休息、心の安らぎを頂きました。

 メンバーも、気持ち良かったみたいです。極楽浄土、を共に感じました。
浄土ヶ浜3
 ウミネコが歓待してくれ、お菓子をパラっとまくと、ばあーっとたくさん集まってきました。自然、生き物との交流、静かに、しとしと降る雨の中、楽しめました。

 そして、午前中の田老町での演奏奉仕成就を労って、売店で買った
「宮黒サイダー」なるサイダーを5人で分けっこして、乾杯しました。
サイダー

 
 宮古市の海で育まれた「塩」に、黒石市の「りんご」が恋をした。
と書かれています。頂いてみて分かりましたが、リンゴの味がほのかにして、
程よい甘さで、喉越しよく、シャンパンのように美味しく感じました。

 リフレッシュさせていただき、直ぐに移動開始、道中にある大槌町の役場を見学、ご祈念させていただき、夕方には大船渡市越喜来にある嘉宝荘に到着し、荷物を積み込みました。

 女将さんが出迎えてくださり、リハーサルの準備をし、汗を流して少し体を休めながら、きょう到着する5人のメンバーを待ちました。

 その5人も、台風の影響で新幹線の遅延がありましたが、どうにかお繰り合わせを頂いて、予定通り到着し、合流することができました。

 みんな疲れてはいましたが、来る明日の演奏奉仕に向けて、全員揃って初めての練習をし、

 ピオーネ贈呈

 支援金で求めた岡山特産のピオーネを、女将さんに小・中学生から贈呈させていただき、女将さんの愛情たっぷりの料理を頂きました。

 料理4
カレイ

 天地のお働き、海の幸、漁師さんたちのご尽力、女将さんの思い、すべてが詰まったご馳走でした。

 単純に、どれも美味しくて、体と心全体が喜ぶ味でした。
お恥ずかしいですが、私は終始「はあー。おいし~い」「うまっ!」と絶叫してしまいました。

 一泊二食付で、何万円してもおかしくないくらいの料理、量と味で、
みんな大満足。(特別に翌日昼食のカレーもサービスしてくださいました。)

 いよいよ、翌日は演奏奉仕が二箇所。お布団に入り、練る準備をしました。
その際、田老サポートセンターの方から頂いたお土産を思い出し、一日のお礼を申しながら、見直しました。

 ありがとうございます。ありがとうございます・・・と。

 一方で、こういうことも感じました。演奏奉仕をさせていただいて、こうしたお土産を頂くのは初めてだったので、自分なりに相手の方のお気持ちを想像しました。

 そうか!と気付かされました。

 今までも、各地での演奏奉仕の後、こうしたお土産なりお礼の品を相手の方々はしたかったはず。

 しかし、お礼を差し上げることすらできない、被災地の現状がしばらくあったのではなかろうか、或いは今もあるのでは、と気付いたのです。

 そして、お礼の品を差し上げたくても、しようのない辛さ、虚しさというものも、しばらくの間お感じで、今もそうなのではなかろうか、という思いがいたしました。

 
 そう思いますと、これまでお見送りをしてくださった方々の心の内を、感じ取れていなかった自分がいたことに、申し訳なく思いました。

 
 そして、あらためてお礼を申し、ゆっくりと休ませていただきました。



2014年08月14日

復幸支援 無事帰る(音声ブログ)

カテゴリ:東北復幸支援音声ブログ

昨日のお話が、音声ブログとして更新されています。 

http://www.voiceblog.jp/shiawasehiroba/

今回は、教会長による「復幸支援 無事帰る」というお話です。
(※音声ブログは、基本的に毎朝8時頃には更新されます。)

2014年08月12日

東北復幸支援2日目 8月10日

カテゴリ:東北復幸支援

8月10日 東北復幸支援活動 2日目

 

台風が接近するなか、宮古市田老町の田老サポートセンターを会場に、歌声ひろば&お茶っこを開催させていただきました。

 

外は雨でしたが、約60人もの方々が参加してくださり、当初予定していた演奏や体操、ビンゴゲームをとおして、被災された方々と交流を深めることができました。

 

初めての訪問先ではありましたが、終えてみると、一体感があり、お互いに再会を誓いました。

 

進行の最中、住民の方々同士が譲り合ったり、応援したり、時にはいじり合ったりしていらゃしゃったのが印象的でした。

 

過去の楽しい思い出、懐かしい思いとのつながり、参加者同士のつながり、そして未来へのつながり。

 

これらの一助となることが願いでしたが、それが少なからず叶ったように感じられました。

 

まことにありがとうございます。

 

中には、「今までのイベントで一番だった」というお褒めのお言葉を頂きました。

 

そして、サポートセンターのスタッフの方から、お土産を頂きました。

 

一日を振り返りつつ、あらためてありがたく、もったいない思いで、なかなか心が落ち着きませんでした。

 

写真は、夜、頂いたお土産を見直した時の様子です。

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